平成24年度の取組を継承し、
子どものよさをさらにパワーアップさせる1年とする。
1 基本的な考え方
天方小の教育は、天方っ子のもっている優しさ、素直さ、まじめさを基盤にして、主体性や創造性、表現力のある人間性豊かな子どもを育てる教育である。
「すべては子どもたちのために」を合い言葉に、次の諸点に力を入れていきたい。
(1) 一人一人の子どもを大事にする学校づくり
55人の子どもたち一人一人の違いを大切にし、個に応じた指導の手立てを工夫し、それぞれの個性や能力の伸長を図る。また、周囲に迷惑をかけることやルールを守らないことは、集団生活を営んでいく上で許されないことであることを、繰り返し指導し、一人一人の子どもが規範意識を高め、よりよい社会の一員となれるようにする。
・・・心を鍛え、褒めて育てる教育
(2) 教職員が切磋琢磨する学校づくり
教職員一人一人が教育公務員としての自覚をもち、組織として協働する集団であることが重要である。そのために、自分自身の人間性を磨き、指導力を高めるとともにお互いの意思の疎通を活発にし、高め合うことが必要である。組織としての天方小学校の教育を進めるために、意思決定の過程を明確にし同じ目標に向かって進む教職員集団でありたい。
・・・組織として協働する集団
(3) 保護者・地域とともに歩む学校づくり
子どもは保護者にとっても、地域にとっても、学校にとってもかけがえのない存在である。このかけがえのない宝物を大切に大きく育てるためには、三者のかかわりを深めることが大切である。そこで、学校の教育活動についての情報提供を工夫したり、協力体制の充実を図ったり、保護者の不安や悩み、要望等を気軽に話せる雰囲気の醸成に努めたりする。
・・・開かれた学校
2 本校の教育課題
(1) 人としての基本、そして仲間づくりや地域の方々との橋渡しとなる「あいさつ」が、校内外で明るく(はじめ)できるように習慣化させたい。
(2) 自分に合っためあてに向かって、粘り強く取り組む逞しい子どもに育てたい。
(3) 物事を正しく判断し、解決に向けて創意工夫できる子どもに育てたい。
(4) 思いやりや優しさをもち、人とのコミュニケーションや関わりがうまくできる子どもに育てたい。
明るくさわやかに 正しくすこやかに 仲よくほがらかに
3 教育目標・重点目標
(1) 教育目標
「自分のよさを 発揮する子」
「自分のよさを発揮する子」とは、子どもの秘めた能力や可能性を引き出し(気づかせ)、自分のもっているよさを自分のためだけでなく、人のためにも生かせる子どもであり、向上心をもって生活する子どもである。 その具体的な姿(徳、知、体、生)が あ ま が た である。
あ・・・明るいあいさつのできる子
ま・・・進んでまなぶ子
が・・・運動をがんばる子
た・・・心も体もたくましい子
(2) 重点目標
「はっきりと伝えることができる子」
4 めざす学校像
(1) 子どもにとって・・・行きたい学校
(2) 保護者にとって・・・通わせたい、学ばせたい学校
(3) 地域にとって ・・・信頼できる学校
(4) 教職員にとって・・・同僚性を発揮し合う学校
5 期待される教職員
(1) 自分の仕事に誇りをもち、熱意をもって子どもに指導する教職員
(2) 自らの専門性を常に高め、目標をもって取り組む教職員
(3) 子どもとふれあい、信頼される教職員
6 学校経営目標
「一人一人が自分のよさを発揮できる楽しい学校」
〈全ての天方っ子を全職員、全家庭、地域全体で育てる。〉
7 経営の重点
(1) 人間尊重の精神を基盤とした人間性豊かな子どもの育成
ア 子ども一人一人と真剣に向き合い、子どもの心に寄り添う指導の充実
イ 自己肯定感や自尊感情を高めるため、子どもの心を揺さぶる体験や自信をも
たせる場の意図的設定
ウ 人、もの、こととのかかわりを大切にした活動
(2) 温かさの中に厳しさがあり、組織的に動く教職員集団
(3) 確かな学力の育成
ア 授業の充実(基礎・基本の定着、学習習慣の確立)
イ 学習や生活の場における言葉(コミュニケーション)の充実
(4) 地域や家庭との横の連携を深め、開かれた学校づくりの推進
(5) 幼・小・中の縦の接続を密にし、一貫教育のさらなる充実